同人の話らしい(1)

一応これでも、一般、サークル、スタッフ(コミケはない)をやったことがあるらしい自分が、少し書いてみたいと思います。
というか、単なる時間つぶしという話しも。(^^;
きっかけは、

同人について語ったustに腹が立った
http://www.highriskrevolution.com/gamelife/index.php?e=50

なのですが。
まず、

同人=アマチュアとは言えない

と言う話しから。
同人というのは、Wikipediaによると、

同人(どうじん)とは、同じ趣味や志をもった人、仲間ないし集団のことである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E4%BA%BA

だそうです。
趣味の範疇であれば、アマチュアと言って良いのでしょうが、志という話しであれば、プロでも作品を作る志があれば、同人になる事を意味します。
有名な夏目漱石氏も、「ホトトギス」という同人誌に、小説「吾輩は猫である」や「坊っちゃん」と言った、今は商業的に流通している作品を発表しています。
プロとはいえ、すべての作品が商業誌に掲載されるわけではありません。
出版社も企業なので、売れるかどうか判らないものに、無闇にお金が出せるわけではありません。
あくまで、企業側の人間(編集者など)が、企業側の基準で売れると判断したものだけが、商業に乗るわけです。
それに漏れたものでも、プロとしてどうしても世に出したいものが存在します。
それらが志により、同人誌として出版されることになるわけです。
その中には、同人誌として出版し、同人の世界で評価され、商業展開するものもあります。
わりやすいところでは、サークル「TYPE-MOON」の「月姫」や、竜騎士07氏の「うみねこのなく頃に」辺りが有名ではないでしょうか?
例に挙げたのが、同人誌ではなく、同人ソフトになってしまいましたが、同人誌でパッと思いつかなかったので、ここは勘弁してください。
ここまで書けば解ると思いますが、同人そのものは、別にアマチュアの為だけにあるものではありません。
プロにとっては、自分の作品が通用するのか、実験をする場にもなっています。
プロとは言っても、同人の場合は上記の理由から、企業のバックアップは期待出来ないことが多く、個人、もしくはそれに近い立場で参加することになります。
そのため、コスト面などで、同人作品を発表する閾は低くなっています。
その閾の低さから、アマチュアの方々が便乗していると言っても良いかもしれません。
ただ、これはプロと対等の立場に立てるわけで、チャンスとも言えます。
(やっと、アマチュアの話に戻ってきました)
マチュアですから、純粋に作品を見てもらいたい。
と言う要素が大きいと思います。
しかし、見る側の参加者の中には、編集者などの企業の人間も含まれており、プロも混じっている同人の世界を、新しい可能性を探す場として見ています。
場合によっては、アマチュアの作品であろうと企業が作品を評価し、その手をさしのべることもあるでしょう。
それをつかみプロを目指すか、はねのけアマチュアを貫くかは、その人次第です。
ちょっと話がそれましたが。
そういう可能性からも、すでに同人がアマチュアという枠で括れない現実があります。
同人そのものが、元々アマチュアのためだけにあったものではないことだけは、心にとどめて欲しいと思います。
 
ちょっと長くなってしまったので、つづきは後日書ければと思っていますが、このまま終わったら……、すみません。
次回は、「何故儲けるのか、実験の意味」(仮題)と言うテーマで書くつもりで居ますが、違う内容だったら……、すみません。(いい加減にしろ<俺)